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遊学モニターレポート No.23

能へのいざない ―能でめぐる奈良の史跡と風土―
サロン

関西でも有数の講座数・受講生数を誇る佛教大学四条センター。いつお邪魔しても、フロアに受講生の方が溢れていて、とても活気があります。

サロンのようなコーナーもあり、講座の前後にはコーヒーを飲んだり、新聞を読んだりする人でいっぱい。


キャッチフレーズは『思い立ったらその日に学ぶ』
受講券発券器

佛教大学四条センターの講座は、その多くの講座が事前申し込み不要で、数回物の講座でも、自分の都合のいい時や興味に合わせて1回から受講できます。
初めて受講する時は登録書に記入します。2回目以降はこちらの機械で千円の受講券を購入して受付に提出するだけ。 肩肘はらず、お散歩に出かける要領で受講できるのがうれしいですね。場所が四条烏丸(地下鉄線・阪急線)駅直結という立地も最高です。京都のまさに中心、お買い物や観光まで楽しめるエリアです。路地を一本入ると京都らしい素敵なお店や街並みに出会えるので、ぜひ前後には散策を。
佛教大学四条センターには、京都色の濃い講座もたくさんあります。遠方の方も、京都にご旅行の際に受講したり、受講したい講座に合わせて京都旅行というのもオススメです。


能へいざなわれる?
河村晴久氏

ドーンッ!大教室にたくさんの人、人、人。この日は80名ぐらいいらっしゃったでしょうか。開始直前には写真よりもう少し密度が上がっていました。さらりと着物を着ておられる受講生もちらほら。さすが京都ですね。
大教室ですが、上方に4か所あるスクリーンで先生や資料、映像を映し出していますので、後ろのほうの席でも楽しめます。

今回体験した講座は『能へのいざない』。冬期のテーマは能でめぐる奈良の史跡と風土です。 奈良出身の戸川ですが、「能」と聞いて奈良と結びついたことは生まれて一度もありませんでした。この3回シリーズでは奈良にまつわる曲目を毎回取り上げています。

講師は能楽師(観世流シテ方:主演)河村晴久氏です。国際会議のレセプションなどで能演を行ったり、海外の大学で能の解説をされるなど、国際的にもご活躍されている方です。

今回(シリーズ3回目)の曲目は玉鬘(たまかづら)源氏物語が題材の曲です。舞台は奈良の初瀬(長谷寺)。玉鬘という美しい女性が思い悩む姿をえがいた曲。父と共に能を大成した世阿弥は「憑き物に憑かれて悩む姿=美」ととらえ、この曲においても玉鬘が悩んでも悩んでも解決しない姿(→人間は悩み続けるものだ)を表現しています。

途中からはこの曲目を実際にビデオで鑑賞しながらすすめられます。正直解説なしでは1ミリも理解できそうにない私ですが、先生の解説を聞けばなんとか…という感じです。何といっても、聞き取るのが至難の業ですが、スクリプト(セリフ)もスクリーンの隣に映し出されているので、これも少しは助けになります。基本的に登場人物のセリフは口語体なので私たちにも理解しやすいです。ただ、お囃子の方のセリフは文語体ですし、独特の発声なので本当に聞き取るのは難しいですね。鑑賞の秘訣は、どんなストーリーか、事前に大まかにでも理解していることなのかな、と私なりに考えた次第です。


ここが良かった、この講座!

セリフがわからなくても、衣装や囃子の調子から、場面を読み取る方法を解説いただきました。たとえばこの曲に出てきた例では、、、
衣装からそのお坊さんの格がわかる
鼓を打つ間隔が狭まると、ポイント切り替えのサイン
竿を手に持ってる→舟に乗っているしるし
髪の毛や衣服が整っていれば、心が落ち着いているしるし、逆に乱れていれば、心が乱れているしるし などです。

“この曲には奈良という土地の風土性がよく表れている”と、先生。私には奈良も能もまだまだよくわかっていないようです(笑)
最後には先生の講演のご紹介もありました。佛教大学四条センターでチケットも購入できるとか。能を身近に感じられた贅沢な時間でした。

今回で奈良シリーズも終わり。
春からのテーマは能のパターンだそうです。
ぜひ、足を運んでみてください。



【今回体験した公開講座】
能へのいざない ―能でめぐる奈良の史跡と風土―

【まだ申し込める、今年度開催の関連講座】
『能へのいざない -能のデザイン-』 4月12日(火)、5月10日(火)、6月14日(火)
詳細・資料請求はコチラから>>



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