講座詳細情報
申し込み締切日:2015-05-07 / 経済:政治:心理
グローバルビジネスの本質と構造 –経済・政治から読み解く-
- 開催日
- 5月14日・21日・28日・6月4日(毎週木曜日)
- 講座回数
- 4
- 時間
- 14:25~15:55
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 4,800円
- 定員
- 40
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
1990年代後半からのIT革命とインターネットのグローバル規模での普及により、ビジネスをとりまく環境は一変しました。通信や情報検索は即座に費用ゼロで、事務や専門業務も各種ソフトやアプリにより低コストで行われ、海外業務委託も拡大しています。一方で、格差拡大や国内農業の崩壊を懸念する反グローバル化も声高に叫ばれていますが、現実にグローバル化は着実に浸透しています。
本講座では、グローバル化するビジネスの本質と構造を、経済や政治の観点から読み解こうとする試みです。思索する楽しさを実感していただき、グローバルビジネスの本質と構造を理解すれば、慌てることなく余裕をもって対応し、豊かで充実した生活をエンジョイできること確実(と思います、多分)!
【第1回】グローバルビジネスの発展法則
開発途上国から先進国への過程についてCrowtherの国際収支発展段階説を引き合いに、天然資源の乏しいわが国の戦後経済発展から現在までの状況を振り返ります。輸出から輸入へ、さらに海外投資の流れを辿り、絶対優位説と比較優位説やIPLC理論にも触れ、ビジネスの本質について考察し、Win-Win関係(付加価値の創造)、費用対効果原則(本講座もコスト以上の便益を提供、多分)、能力成果基準(人種・性別・年齢・宗教等関係ない)などを導きます。
【第2回】経済・金融指標からの考察
円安で株価や物価は上昇?デフレは悪?など、企業活動に大きく影響する指標である外国為替、株価、長期金利(債券利回り)、短期金利など日経新聞マーケット総合欄を理解できる知識を学びます。一般に通貨や技術は、好景気国へ流入し高金利・インフレ・通貨高傾向になり、不景気国はその逆になる仕組みを学び、日米金利差や欧州失業率など、企業活動の視点からグローバルに比較考察します。
【第3回】政治の考察
デフレ脱却をめざす日銀の異次元緩和や雇用促進、規制緩和、対外競争力強化、税制改革など、金融財政政策について、企業活動の観点から考察します。また海外投資の観点から、共産主義、マルクスの階級闘争史観、進歩主義、唯物論等、また資本主義国の政党としてのリベラル派、中道右派等についても触れ、核は「私有財産と税制度」にあり、企業・人・モノ・カネ・情報は、私有財産が保障された低税率国・地域へ移動する法則を学びます。
【第4回】グローバルビジネスの構造と限界
ビジネスは各国家と構成する社会・個人の価値判断の支持を受け、主として利便性により展開されます。しかし風習・思想哲学・宗教などの人間の内面に関する事項については、客観的な「論理(利便性)」ではなく「感性」という全く異なる基準で選別され、人間の本質について思索を深め、グローバルビジネスの構造と限界について考察します。
各回の理解を深めるため、参考文献を毎回紹介する予定にしています。
本講座では、グローバル化するビジネスの本質と構造を、経済や政治の観点から読み解こうとする試みです。思索する楽しさを実感していただき、グローバルビジネスの本質と構造を理解すれば、慌てることなく余裕をもって対応し、豊かで充実した生活をエンジョイできること確実(と思います、多分)!
【第1回】グローバルビジネスの発展法則
開発途上国から先進国への過程についてCrowtherの国際収支発展段階説を引き合いに、天然資源の乏しいわが国の戦後経済発展から現在までの状況を振り返ります。輸出から輸入へ、さらに海外投資の流れを辿り、絶対優位説と比較優位説やIPLC理論にも触れ、ビジネスの本質について考察し、Win-Win関係(付加価値の創造)、費用対効果原則(本講座もコスト以上の便益を提供、多分)、能力成果基準(人種・性別・年齢・宗教等関係ない)などを導きます。
【第2回】経済・金融指標からの考察
円安で株価や物価は上昇?デフレは悪?など、企業活動に大きく影響する指標である外国為替、株価、長期金利(債券利回り)、短期金利など日経新聞マーケット総合欄を理解できる知識を学びます。一般に通貨や技術は、好景気国へ流入し高金利・インフレ・通貨高傾向になり、不景気国はその逆になる仕組みを学び、日米金利差や欧州失業率など、企業活動の視点からグローバルに比較考察します。
【第3回】政治の考察
デフレ脱却をめざす日銀の異次元緩和や雇用促進、規制緩和、対外競争力強化、税制改革など、金融財政政策について、企業活動の観点から考察します。また海外投資の観点から、共産主義、マルクスの階級闘争史観、進歩主義、唯物論等、また資本主義国の政党としてのリベラル派、中道右派等についても触れ、核は「私有財産と税制度」にあり、企業・人・モノ・カネ・情報は、私有財産が保障された低税率国・地域へ移動する法則を学びます。
【第4回】グローバルビジネスの構造と限界
ビジネスは各国家と構成する社会・個人の価値判断の支持を受け、主として利便性により展開されます。しかし風習・思想哲学・宗教などの人間の内面に関する事項については、客観的な「論理(利便性)」ではなく「感性」という全く異なる基準で選別され、人間の本質について思索を深め、グローバルビジネスの構造と限界について考察します。
各回の理解を深めるため、参考文献を毎回紹介する予定にしています。
講師陣
名前 | 中村 嘉孝 |
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肩書き | 神戸市外国語大学 法経商コース 教授 |
プロフィール | 神戸市外国語大学 教員紹介 http://www.kobe-cufs.ac.jp/institute/faculty/nakamura.html |
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