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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-07-13 / 日本史:宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:0550728

【Web視聴】親鸞を語り直す ―誕生850年を迎えるにあたって― 全5回【再配信】

主催:武蔵野大学 社会響創センター事務課武蔵野大学 WEB講座(東京都)]
問合せ先:武蔵野大学 社会響創センター事務課 TEL:042-468-3222
開催日
4月19日(水)~ 7月25日(火)
講座回数
1回
時間
7.5時間(30分×15回)
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
7,200円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
こちらは、オムニバス仏教講座「親鸞を語り直す ―誕生850年を迎えるにあたって―」、
0550728a【Web視聴】浄土真宗とは何か
0550728b【Web視聴】親鸞にとっての世親
0550728c【Web視聴】大乗としての親鸞思想
0550728d【Web視聴】親鸞と如来蔵思想ー悪人は正しい信心を持てるのか?ー
0550728e【Web視聴】近代日本の親鸞ブーム
全5回お申込み用です。

2023年は親鸞誕生850年の記念すべき年にあたり、各地で記念行事が催されます。本学でも親鸞とゆかりの深い5人の仏教学者が,存分に親鸞を語り尽くします。どうぞ,ご視聴ください。

0550728a【Web視聴】浄土真宗とは何か
講師:本学准教授/前田 壽雄(まえだ ひさお)
配信期間:2023年4月19日 ~ 7月25日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
浄土真宗とは何か。この問いには二通りの答えを示すことができます。一つは親鸞聖人(1173-1263)を宗祖とする宗派や教団の宗名です。これらの宗派は、親鸞聖人が『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)を著したとされる元仁元年(1224)を立教開宗の年と定めています。
もう一つは、親鸞が顕した往生浄土を説く真実の教えのことです。親鸞が顕した浄土真宗とは、宗派や教団を意味するものではありません。その教えとは、主著である『教行信証』に組織体系化されています。本講座ではこの『教行信証』をはじめ、親鸞の和語・漢語聖教の著作から浄土真宗の用例を示して、浄土真宗とは何かを考えます。


0550728b【Web視聴】親鸞にとっての世親
講師:本学講師/長尾 重輝(ながお しげき)
配信期間:2023年4月19日 ~ 7月25日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
親鸞が,阿弥陀仏の本願による極楽浄土への往生を願った高僧(七高僧)の一人として天親菩薩を敬っていることはよく知られています。その理由は,天親菩薩が「無量寿経」にもとづいて浄土に往生することを願う『無量寿経優婆提舎願生偈』を著したことによると理解されています。その一方で,天親菩薩が一般的には唯識思想の大成者の一人として有名な世親のことであることもよく知られています。本講演では,親鸞にとっての世親(天親菩薩)の捉え方を,これまで考えられてきたことを整理しようと思います。


0550728c【Web視聴】大乗としての親鸞思想
講師:本学准教授/新作 慶明 (にいさく よしあき)
配信期間:2023年4月19日 ~ 7月25日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
本講座では、親鸞あるいは親鸞が依拠した経典のことばについて、大乗仏教の枠組みで捉え直し、考えてみたいと思います。具体的には、龍樹作『中論頌』にもとづいて大乗仏教の中心的な教理である空思想を概観し、その空思想という観点から、親鸞思想における諸概念について、検討を加えてみたいと思います。あわせて、大乗仏教における菩薩の実践という観点からも、親鸞思想を考えてみたいと思います。


0550728d【Web視聴】親鸞と如来蔵思想ー悪人は正しい信心を持てるのか?ー
講師:本学准教授/日野 慧運 (ひの えうん)
配信期間:2023年4月19日 ~ 7月25日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
親鸞の思想を見る上で、「信心」はきわめて重要なキーワードです。親鸞は「信心のさだまるとき、往生またさだまるなり」と述べており、生きている間にたしかな信心を得ることが、すなわち極楽往生に結びつくと考えていたようです。そして親鸞にとって、真実の信心とは、一般的な意味での信仰心とは少し違うものでした。親鸞は、自らが煩悩に覆われた救われがたい存在、つまり、いわゆる「悪人」であるという自覚と、そんな自分をも阿弥陀如来は救いとるという確信を、二つながら持つことが重要だと考えていたようです。ところで、私が「悪人」で、何につけても迷い、過ちを犯す存在なら、私が阿弥陀如来の救いを「信じる」というその心も、また過ちである可能性はないでしょうか?この問題を親鸞がどう捉えていたのかについて、今回は「如来蔵思想」という、一般にはあまり浄土教と結び付けられない、しかし大乗仏教の枢要な思想に視座を据えて、考えてみたいと思います。


0550728e【Web視聴】近代日本の親鸞ブーム
講師:本学准教授/碧海 寿広 (おおみ としひろ)
配信期間:2023年4月19日 ~ 7月25日
時間:1.5時間(30分×3)
概要:
浄土真宗の宗祖として著名な親鸞は、20世紀以降、宗派を超えた国民的な高僧となる。明治の哲学者である清沢満之から、戦後日本を代表する思想家である吉本隆明まで、親鸞に学び、その教えを自身の生き方の規準にした人物は、数知れない。なぜ、いかにして、親鸞は多くの日本人にとってのカリスマのような存在と化したのか。明治期に「再発見」された『歎異抄』の意義や、倉田百三の『出家とその弟子』のベストセラー化を契機として起きた大正期の「親鸞ブーム」の内実などについて解説しながら、「近代以降の日本人にとって親鸞とは何か?」という問いを広く深く解き明かす。



お知らせ---この講座のご受講につきまして---◆講座のご視聴までのお手続き
・上記、講座概要にあります「期間」が、講座の視聴できる「視聴期間」に対応します。
・お申込後、ご登録のご住所に、「受講の手引き」「払込取扱票」(ゆうちょ銀行・コンビニエンスストアに対応。払込手数料は受取人負担)を郵送いたします。
・「払込取扱票」にてお支払いください。ご入金確認後、視聴期間開始日前に、視聴に必要なURLとパスワード等を、お申込み時のメールアドレス宛にご連絡いたします。

◆Web視聴による講座の受講をご希望の方は、メールでもお申込みいただけます。
◇ご送付先:lifelong@musashino-u.ac.jp
◇お申込みメールに記載していただきたい項目
件名 「Web視聴講座 視聴希望」
本文
 (1)登録番号※1
 (2)ご氏名
 (3)フリガナ
 (4)お申込み講座番号
 (5)講座名
 (6)紙資料郵送希望の有無※2

※1 武蔵野大学生涯学習講座の「登録番号」をお持ちでない方(初めてお申込みされる方)は、
 (7)郵便番号
 (8)ご住所
 (9)お電話番号 を追記。

※2 下記「教材」にてご案内の、紙資料として講座資料(レジュメ)郵送をご希望の方はその旨ご記入ください(紙資料は別途有料(概ね、講座90分あたり200円)になります)。

※講座のお申込み、映像/音声の視聴は、日本国内に住所を有する方に限らせていただきます。

【講座スケジュール】
第1回 4月19日(水) 親鸞を語り直す ―誕生850年を迎えるにあたって― 全5回

備考

【教材】
講座資料(レジュメ)は、メールまたはWeb配信いたしますが、紙資料として郵送をご希望の方は、講座お申込み時に合わせてお申込みください。実費相当分(1,000円)の追加有料となります。
講座資料(レジュメ)のみでのお申込みは、ご遠慮ください。

※紙資料郵送ご希望の方は、
詳細ページよりお申込みください。

講師陣

名前 前田 壽雄
肩書き 本学教授
プロフィール 龍谷大学大学院文学研究科博士課程真宗学専攻単位取得。浄土真宗本願寺派宗学院卒業。
龍谷大学非常勤講師、浄土真宗本願寺派総合研究所上級研究員を経て、現在、本学通信教育部人間科学部教授。
著書に『「ただ念仏」の教え―法然聖人から親鸞聖人へ―』(探究社)、『仏事Q&A 浄土真宗本願寺派』(国書刊行会)、『書いて味わう讃仏偈 重誓偈』(本願寺出版社)他。
名前 長尾 重輝
肩書き 本学講師
プロフィール 大谷大学大学院博士後期課程満期退学。
京都光華女子大学真宗文化研究所、武蔵野女子学院中学高等学校を経て現職に至る。
武蔵野大学講師。専門はインド仏教(唯識)。
『唯識という思想』(自照社出版)
名前 新作 慶明
肩書き 本学准教授
プロフィール 武蔵野大学 准教授。
1983年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
オーストリア科学アカデミーアジア文化・思想史研究所客員研究員を経て現職。慶應義塾大学非常勤講師。
専門分野はインド大乗仏教、中観思想。
名前 日野 慧運
肩書き 本学准教授
プロフィール 武蔵野大学人間科学部准教授。博士(文学)。
1981年岐阜県生まれ
2005年 東京大学文学部 卒業
2016年 東京大学大学院 人文社会系研究科 (インド文学 インド哲学 仏教学)博士号取得
仏教学専攻。おもな著書に『金光明経の研究』(山喜房佛書林)、『仏教と慈しみ』『病災害の中のしあわせ-自然災害とコロナ問題を踏み分けて』(いずれも共著、武蔵野大学出版会)などがある。
名前 碧海 寿広
肩書き 本学教授
プロフィール 1981年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。龍谷大学アジア仏教文化研究センター博士研究員を経て現職。専門は近代仏教研究。
著書に『近代仏教のなかの真宗』(法藏館 2014)、『入門 近代仏教思想』(ちくま新書 2016)、『仏像と日本人』(中公新書 2018)、『科学化する仏教』(角川選書 2020)、『考える親鸞』(新潮選書 2021)など。
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